既存建物内へのシャッター設置設計依頼に伴う改修案件
2025年2月7日
こんにちは。
工場倉庫建築設計ナビは地元愛媛県・香川県で工場や倉庫などの施設の新築や建て替え、改修、耐震補強等の設計業務を行っている建築設計事務所です。
今回、既存の給食センター内荷受場のプラットフォームにて害虫被害が発生しているということで、新たにシャッター設置を行うことで対策を講じることはできないかとのご相談を頂きました。
このような改修案件ではシャッター設置に伴い、検討することはシャッターだけに留まらず、改修範囲に新たな照明の設置など、消防や役所に確認をとって、必要な法的要件をクリアする必要などあります。
また、新たに設置するシャッターは消防法上の有効開口部として、容易に開放できるものであり、計算を行ったうえで必要な開口面積を満たすことを事前に検討する必要がありました。
当初は利便性も考慮した結果、電動式シャッターの設置が最適であると判断し、ご提案させていただきました。しかし、電動式シャッターは、電源が落ちた際に避難経路として機能するために非常用電源設備が必要であることから、費用の増額に繋がります。
そこでお客様の減額要望へ対応する代案として手動式シャッターをご提案させていただきました。
手動式であれば、非常用電源設備が必要なくなるので工事項目も減らすことができ、お客様の減額のご要望にも応えることができました。
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