工場倉庫のデザインについて
こんにちは。
工場倉庫建築設計ナビは地元愛媛県・香川県で工場や倉庫などの施設の新築や建て替え、改修、耐震補強等の設計業務を行っている建築設計事務所です。
今回は、温度管理の必要な工場倉庫のデザインについてご紹介いたします。
シンプルで明るい工場倉庫デザインにしたいというご相談
今回ご相談いただいたお客様は、新しく工場倉庫を建てるタイミングで「シンプルで明るいデザインにしたい」というご希望をお持ちでした。
既存の建物が暗く、全体的に古く感じられることから、外観と内装の両方を刷新したいという内容でした。特に、社員が気持ちよく働ける環境にしたいという思いが強く、できるだけ光を取り入れたいというご要望がありました。
既存設備の老朽化に伴いデザインを一新したい背景
背景には、長年使い続けた既存工場の老朽化がありました。
外壁は色褪せ、内部は照明が不足しており、作業スペースが暗いことで生産性にも影響が出ている状態でした。さらに、社外の来訪者から見られる機会も増えてきたことから「会社の印象を良くしたい」という課題も抱えていました。
新築するこの機会に、明るく開放的で、誰が見ても清潔感のある工場倉庫にしたいという理由で、デザインの見直しをご相談いただきました。
明るさと機能性を両立するデザイン案をご提案
当社では、お客様のご要望に合わせて、以下のようなデザインをご提案しました。
まず外観には、高反射率のホワイト系外壁材を採用することで、建物全体が明るく見える効果を持たせました。白色の外壁は光をよく反射するため、視覚的な清潔感も高められます。
内部については、自然光を取り入れるための高窓(たかまど)や透明断熱パネルを配置。これにより、日中は照明に頼らずとも作業ができるほどの明るさを確保できます。また、装飾をできるだけ減らし、直線的なラインで構成したシンプルな意匠を採用することで、スッキリとした印象を生みだしました。
さらに、内部空間の柱を最小限にすることで作業動線を確保し、設備レイアウトの変更にも柔軟に対応できる計画としています。
費用を抑えつつ“明るく働きやすい空間”を実現する工夫
今回のデザイン提案には、以下のようなポイントがあります。
・自然光の取り込みに重点を置き、照明コストを削減
・LED照明を作業動線に合わせて配置し、夜間でも均一な明るさを確保
・将来的な機械配置の変更にも対応できるシンプルな構造
・外壁材や窓の性能により、夏場の暑さを軽減し空調負荷を下げる設計
これらの工夫により、「明るくて働きやすい工場」を実現しながら、建築コストや維持費も抑えるバランスの良い計画に仕上げています。
「明るく働きやすい工場になった」と喜びの声をいただきました
完成後、お客様からは次のようなお声をいただきました。
「以前よりずっと明るく、社員からも好評です」
「シンプルで無駄がなく、会社全体が洗練された雰囲気になりました」
「作業スペースが広く感じられ、動きやすくなって助かっています」
デザインだけでなく、働く環境の改善にもつながり、大変ご満足いただけました。
工場倉庫建築設計ナビは愛媛県、香川県を中心に四国全域で工場や倉庫の建築設計をサポートしています。
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