設計事務所が考える解体計画のポイント
2023年11月20日
こんにちは。
工場倉庫建築設計ナビは地元愛媛県・香川県で工場や倉庫などの施設の新築や建て替え、改修、耐震補強等の設計業務を行っている建築設計事務所です。
今回は、倉庫や事務所などを解体するうえで、より円滑に計画を進めるポイントを3点紹介します。
・既設図面の有無の調査
既設図面があれば、基礎や天井裏の配管など、普段では目に見えない内容が記載されているため、解体計画と工事金額がより正確になり、現地調査の時間短縮にも繋がります。
もちろん、既設図面が無くても、現地調査を行いながら図面を作成し、計画を立てることが出来ます。しかし、目に見えない部分は、想定して図面を作成しなければならず、場合によっては予算にも大きな影響が出る可能性があります。
・アスベスト含有の可能性のある箇所の把握
解体工事にて、工事施工者や近隣住民の健康被害を抑えるために、アスベスト調査は、必須です。事前に調査をすることで、アスベストが含有している可能性のある箇所を把握し、適切な対応をする必要があります。アスベスト含有建材の調査や撤去は、専門業者がいますので、相談しながら解体計画を進めていくことが重要です。
・近隣住民への安全対策の検討
解体工事には、解体用の重機を用いるため、騒音や振動の問題が起こる可能性が高いといえます。最悪の場合、裁判に発展する場合もあります。
また、敷地周辺が通学路に指定されている場合や、近隣住民の往来が多い場合は、それに対する安全対策が必要になります。解体予算は、増額になるかもしれませんが、安全な解体を行う上では、重要です。
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